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ドルトン東京学園でゼミスタート!

ドルトン東京学園にて、特別ゼミを開催しました。
ご賛同頂き、教育分野での実践と応用を共に試みて下さっている副校長・安居長敏先生の副校長テーマラボです。
人工自我だけでなく人の意識を変え、世界のあらゆる課題を解決させる可能性を持った四則和算の発明者である、東京大学大学院工学系研究科光吉俊二特任准教授が中学校1年生から3年生までの少数精鋭の生徒さん達に生の熱い声をダイレクトに届ける熱血授業となりました。

なんと、キャッチコピーは「変人さん、いらっしゃい!」

生徒さん達は、
「これまでの自分を変えたい」
「変人と言われているから、変人の活用法を知りたい」
「変人と言われたら、ドルトン生なら来なきゃと思った」
「数学や哲学が好き、スティーブ・ジョブズに憧れて、絶好のチャンスだと思った」
「ロボットに興味がある」
「自分と他人を比較しないようにしたい」

など、色々な想いと期待を持って参加して下さいました。

光吉先生の発明に至るまでの、人と違ったモノが見えすぎる子供時代の苦労から、彫刻家、スタンフォード大学を経て東大に来た苦難の歴史。
そして、自分を曲げずに真っ直ぐに貫いたことが世界最先端の発明に至ったことなど。
パッションとソウルが溢れる本音だけの言葉に、生徒さん達の視線は微動だにせず釘付けになっていきました。

数学的な観点からは、割り算のワナ、分離数と連続量の違いをみんなに考えてもらいました。
が、光吉先生もショックを受けるほど!

東大生でも答えられない回答をすんなりと答えてしまう生徒さん達に、日本の子供達の可能性を見せてもらいました。

普段から持っている独特の思考や常識に対する疑問。

それが例え、周りと違っていても、それぞれの中にある小さなタネを無視せず、潰さず、それを突き詰めることの大切さ。

そのことが、言葉や数理を超えて、「震え」によって伝わり、生徒さん達の目の奥に火が宿ったことを感じました。

その場を共有する大人達を含めて全員の心が震えた熱血授業でした。

ゼミのダイジェスト動画で、ぜひ熱量を感じて下さい。

ワークショップのショートブレイクには、光吉先生の車・HUMMERをみんなで見に行きました。
規格外のサイズ、規格外の仕様は、「枠にハマらなくていいんだ!」と存在が示してくれます。
メカ好きの男子は興味津々にボンネットを開けて観察したりしながら、一人、また一人と車によじ登っていき、ドルトン東京学園、初のゼミ生のチームが結成されたのでした。

この車は、実は、軍用のHUMMERです。
しかし、光吉先生の発明した新しい数理・四則和算は、人の意識から「戦争」「対立」を超えた調和と響き合いを生み出していくものです。
この数理の応用によって、人類が繰り返してきた戦争の歴史をここで終わりにするというのが、光吉先生の強い想いです。
この車を超えて立つ生徒さんたちの姿に、新しい調和の世界を作る核になる可能性を見たように感じました。

興奮も覚めやらぬ中、湯当たりしたような状態で、今回の企画を実現させて下さった安居副校長を交えての終了後のダイアローグの動画はこちらです。

ドルトン東京学園特別ゼミ 安居副校長×光吉先生アフタートーク

ドルトン東京学園は、今年で3年目になる新興の中高一貫校です。

チャイムなし!校則なし!定期テストなし!
の何にもなしのゼロからスタートで、既存の学校教育の枠組みを取り払った革新的な学校です。
雰囲気もアメリカの西海岸の大学のキャンパスのように開放的で、ガラス張りの校舎の外には、豊かな森があります。
生徒さん一人ひとりの個性をそのままに伸ばす教育方針は、型ハメがたの学校教育にうんざりさせられていた私たちにとって、羨ましい!と叫びたくなるほど素晴らしい学校です。
そんな学校の中でも、安居副校長は、敢えてゆらぎと刺激を与える作用を自ら買って出ておられ、絶え間ない学校の進化に貢献しておられます。

先生方も変人ばかりを自負する、ドルトン東京学園。
ゼミの最中には、スーパーマンも登場して、すっかり意気投合!
(注:ドルトンの先生です)


光吉先生も思わず「入学させて下さい!」と叫び、安居副校長から「特待生としてお迎えします」という返答を頂きました。
現在、小学校6年生の皆さん、来年入学すると、光吉先生と同級生になるかもよ!?

私たちがドルトン学園で授業を持たせて頂いている目的は、数理の普及と数理に強い生徒さん達が新しいシステムや発明をするということだけではありません。
日常の問題や悩み、そしてあらゆる社会課題を生み出す人の意識のOSをアップデートして、それを主体的に創造的に解決していくことができる人材が育ち、社会のOSをアップデートしていくこと。

「真のSTEAM教育はこれだ!」

と、言える教育プログラムを構築していきたいと思います。
安居先生、素晴らしい機会をありがとうございます!

ドルトン東京学園

photo by Keisuke Nishijima

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