光吉先生も登場『腸と森の「土」を育てる』新著発売!
UZWA共奏メンバーで医師である桐村里紗による新著が光文社新書より発売になりました。
「おわりに」には、光吉俊二特任准教授にもご登場いただき、大和算による考察で締め括っております。
大和算の応用で、分断された人と地球を統合し、その裏にある土を回復するという発想への転換が可能になります。
PLANETARY HEALTH/プラネタリーヘルスとは、人と地球を相互依存関係にある一体の超生命体と捉え、多様な生物が生かし合う生態系を維持し、全体の健康を実現していくことを言います。(Environ Health Perspect. 2018 Jul 12;126(7)
プラネタリーヘルスを実現する、理論と実践の書籍です。
『腸と森の「土」を育てる—微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
個人の人を最適化する従来型のヘルスケアは、まさに「割り算」的思考です。
人があらゆる分野において、分断思考に基づいて人対自然と考えて、自然を侵し、社会システムを構築した結果、人を含む地球全体の病を生んでいます。
心身の病気や飢餓、貧困などの社会問題、差し迫る環境問題など、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)に掲げられたあらゆる課題は、全て、人が自ら生み出し、全体を破壊しながら自らの首を絞めている、自己矛盾した状態です。
一人一人が健康な心身を保ちながら、壊れた世界を同時に治癒させていくためには、多様な生物が生かし合う全体のシステムを最適化することが必要です。
「プラネタリー」という言葉をイメージする時、脳内で「自分」対「地球」と分断せず、「人は多様な生命と生かし合いながら、地球という全体性の中で結ばれている」という大和算的統合思考にシフトすることが、顕在化した問題を解決するために不可欠と考えます。
是非、ご高覧下さい。